2005年10月02日

「Vana'diel Life」第1回〜冒険の準備 /jun

2003年6月22日

FFXIは敷居が高い。
求められる環境にしても費用にしても、従来のFFとは一線を画す。
FFXIが発売されたのは2002年の5月だが、当時の僕はFFXIには
興味がなかった。それまでのFFシリーズは発売の何ヶ月も前から
待ち焦がれて発売日には必ず手に入れていたのに。

その理由はやはりオンラインゲームだからで、「なんかめんどくさそう
だなぁ、オンラインゲームってのは僕には関係のないものだな」という
思いが無意識のうちに生まれていたんだろうと思う。
具体的にどう面倒なのかは分からなくとも、
敷居の高さに気付いていたんだろうと思う。

そんな僕が、発売から一年越しでFFXIに興味を持ち始めた。
興味を持ち始めたら僕は止まらない。
FFXIが動作するだけのスペックを持ち合わせたパソコンを
ネットで注文し、それが今日やっと届いた。あとはソフトだ。

今日は人に会う約束をしているので、その前にソフトを入手するべく
早めに家を出る。足早に目的の店へ向かう。目指すは池袋。
そしてビックピーカン。

信号につかまる。もどかしい時間。長く感じる待ち時間。
こうしてる間にFFがどんどん売れていっているような気がする。
今、最後の一個が売り切れてしまった気がする。
FFXIは一年も前から発売されているのだから、
今更売り切れなんて事態はそうそう起きやしない。
だけど自分がそれを欲しているときは、なぜか他の人も
それを欲しているような気がしてくるのである。
信号が青になった瞬間、人混みを縫うように走り抜ける。

目的地に辿り着いた。僕はここで一度、冷静さを取り戻すことにする。
落ち着いてパソコンソフトのフロアへ向かう。
目的のものはすぐに見つかった。大々的にモニタでゲームの映像が
流され、その前に山積みになっている。FFXIである。
逸る気持ちを抑え、静かにそのディスプレイに歩み寄る。
周りの人たちに不自然さを見せてはいけない。
「こいつFFを買いに来たんだな」と悟られるのは何となく悔しい。
何が悔しいのか分からないが、「ちょっと時間があったから
ビックピーカン寄ってみたんだけど、へぇ、これがFFXIかぁ」
みたいな大人の雰囲気を醸し出しながら僕はパッケージを手に取る。
思ったより、ズッシリと重い。何となく幸せな重みだ。

そしてレジへ。他にもチョコチョコと買うものがあったので、
合計金額は安くはなかった。レジのヒョロッとした兄さんが
「ポイントはどうなさいますか?」と聞いてきた。
結構高い買い物だ。ここでポイントを使わなくていつ使うんだ。
そう思った僕は「使ってください!」とカードを差し出す。
カードをレジに読み込ませた時、ヒョロッとした兄さんの眉が
ぴくりと動いた。何だ?
「えー…、それではポイント分の62円値引かせていただきます。」

え?62円?たったの?
思い出した。そういえばこの間ゲームボーイアドバンス用ソフト
「メイドインワリオ」を買ったときに
ポイントは使い果たしてしまっていたのだった。
ぶっちゃけると今回の買い物は約12000円だった。
そこから62円値引かれても雀の涙である。
いやそれより、自信たっぷりに「使ってください!」と言われて
使ったポイントがたったの62円であることを確認したとき
ヒョロッとした兄さんはどう思っただろうか。
「プッ」とか思っただろうか。

屈辱である。僕は品物を受け取ると、悔し涙を流しながら
逃げるように店をあとにした。
何はともあれ、そのようにして僕はFFXIを手に入れた。
旅立ちの準備は整った。いざ、ヴァナ・ディールへ!
posted by jun & しおん at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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